お父さんたちへの手紙   モーリン・サンフォード


「そのとき、弟子たちがイエスのところに来て言った。「それでは、天の御国では、だれが一番偉いのでしょうか。」そこで、イエスは小さい子どもを呼び寄せ、彼らの真中に立たせて、言われた。「まことに、あなたがたに告げます。あなたがたも悔い改めて子どもたちのようにならない限り、決して天の御国には、はいれません。だから、この子どものように、自分を低くする者が、天の御国で一番偉い人です。また、だれでも、このような子どものひとりを、わたしの名のゆえに受け入れる者は、わたしを受け入れるのです。」マタイ18:1−5

数週間前に「次世代を追い求める」というカンファレンスがあり、それ以来私の内ではっきりとしたことは、今父親たちが自分の子供たちと向き合い、心を向ける時であるということです。

父親である皆さんに、神は今何かを語っておられます。私は妻として母としてこの手紙を書いています。あなたは、父としての配慮、声、神が与えられた権威を失ってしまいました。父なる神は、あなたがもう一度その権威を奮い立たせ、用いることができるようにと「願っておられます。イエス様は、「子供のようになりなさい」と言われています。

小さな子供は、シンプルなことにも一生懸命です。子供たちは神を見ており、神を信頼し、神の声を聞いています。自分が小さかった時のことを思い出してみてください。人生がどんなにシンプルであったかを思い出してください。父なる神は、ご自身のもとに帰ってくるように私たちを呼んでおられます。父の心は私たちに向いています。父なる神は、私たちをいやしたい、父の腕の中で休んでほしいと願っておられます。そして、父なる神は、あなたにもあなたの子供たちに同じことをして欲しいと願っておられます。

「見よ。わたしは、主の大いなる恐ろしい日が来る前に、預言者エリヤをあなたがたに遣わす。彼は、父の心を子に向けさせ、子の心をその父に向けさせる。それは、わたしが来て、のろいでこの地を打ち滅ぼさないためだ。」マラキ4:5−6
このみ言葉のなかで、まず父が最初にその心をその子に向けなければならないと書かれています。それから、子が父に心を向けることができると。これは、父であるあなたが、まず最初の一歩を踏み出さなければならないということです。お父さんたち、扉はあなたのために開かれています。これは今集中的に起こっていることです。父なる神は、情熱をもってすべての幼い子供、また大人になった子供たちをも追い求めています。どんな年齢であれすべての子供は、父の腕に抱きしめられ、自分を励ます父の声を聞く必要があります。神は、世代と世代を繋げて一つにしたいと願っておられます。その扉、あなたの子供たちの心をあなたに向けるための機会は、今開かれているのです。

私は、心からあなたにお願いします。あなたの子供を見つけだし、あなたの力強い、安全な腕に取り戻してください。あなたは、彼らの声を聞こえていますか?子供たちは、叫んでいます、「お父さん、私は道を見失って、傷ついています。私の声が聞こえますか?私を見つけ出してください。私はお父さんが必要です。」と。

今が、その時です。
彼らを探し求めてください、あなたがしていることをやめて、彼らに全力で集中してください。電話をかけたり、メールを送ったり、スカイプしたり、抱きしめたり、膝の上に座らせてあげて、どんなにハンサムで、きれいで、よくできて賢いと言ってあげてください。あなたが、彼らをどんなに誇りに思っているか。あなたのお父さんでいられてどんなに嬉しいか、そして、子どもたちの心の内にあることを聞いてあげてください。

子供がどんな年齢であれ、お父さんである、あなたがそこにいて導き、力を与え、子どもたちの人生に命を吹き込み、神が召されたその召しを歩む人となるように一生涯子供を導くべきです。あなたは、子どもたちが神から与えられたアイデンティティを見つけそのように生きるように育てていくのです。彼らは、アドバイスや批判を求めてはいません。あなたの子供たちにとって、何が良いことで、何が彼らを尊ぶことになるか、時間をとって考えてみてください。次のようなことを努めてすることよって、彼らがあなたのところにくるようにしてください。
忍耐、我慢強く待ってあげること、そしてただ愛すること、子どもたちは少しずつ心をあなたに向けて帰ってくるでしょう。私は必ずそうなると知っています、聖書がそう言っているので。また、私の夫のマークがそうするのを見たので。彼は子供たちを愛して、子どもたち一人一人がどういう人であるかを見いだし、彼らの心にそのことを何度も何度も語っていたました、できる限り必要があるときはいつでも、また必要になるだろう時に備えてできるだけ、ですから子どもたちはお父さんに対して、心をとても開いていました。
お父さん、あなた自身があなたの子供たちを自分のところにもどってくるようにすることができる力を握っているのです。

ですから、立ち上がってください、あなたの心をイエス様に向けて、どうしたらよいのか主に尋ねてください。もし、自分の子供がどういう人であるか、わからないなら主に聞いて、あなたに見せてくださるように求めてください(マタイ7:7−12)
エス様は、父の子どもたちを祝福するために来てくださいました。あなたを祝福するために来てくださいました。あなたの子供たちがあなたのところに戻るように、これは神があなたに与えた務めです。あなたの家族の手をとり、彼らを主のもとへ導くこと、それがあなたに与えられた責任です。

あなたは、それができるのです。You can do it!



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