新しい革袋:主の回復のプロセス

「だれも、真新しい布切れで古い着物の継ぎをするようなことはしません。そんな継ぎ切れは着物を引き破って、破れがもっとひどくなるからです。また、人は新しいぶどう酒を古い皮袋に入れるようなことはしません。そんなことをすれば、皮袋は裂けて、ぶどう酒が流れ出てしまい、皮袋もだめになってしまいます。新しいぶどう酒を新しい皮袋に入れれば、両方とも保ちます。」マタイ9:7

新しいぶどう酒を入れるためには、新しい革袋が必要です。古いものに継ぎあてをしてもそれでは役に立たないということです。でも、古い習慣や伝統、やり方に慣れてしまった古い革袋がどのようにして新しい革袋になることができるのでしょうか?

最近読んだ本、「Possessing your Inheritance」(あなたの相続分を所有する)By Chuck D Pierce Rebecca Wager Sytsema の中からの引用です。

“ここで使われている「新しい」のギリシャ語は「neos」今まで見たこともない全く新しいではなく、「kainos」新しくされた、作り直された、回復されたという言葉が使われています。
革袋を新しくするためには、古い革袋を水に浸し、それから油でこすります。油でこすることは、私たちを柔軟にするための回復のプロセス(過程)の一部なのです。私たちが経験する困難な出来事こそが、神が私たちにすりこまれる油です。しかし、その油にはまた、新しい油そそぎが含まれています。聖霊が私たちを油でこする過程を通らせることを受け入れるならば、神が私たちに注ぎたいと願っておられるすべてのものを柔軟に受け取ることができるだけでなく、多くのものを自分の内から他の人へと注ぎだすことができるようになるのです。“

辛い困難な出来事も、私たちが新しい革袋になるためのプロセスだとは、神さまの恵みの深さに感動します。こすられることを通して、古い固くなった私たちの罪や汚れ、自分のやり方が洗い落とされて、柔軟になり、新しい革袋に生まれ変われるのなら、その過程も恵みと思えるようになりたいですね。

今年も主が注いでくださる新しいぶどう酒を豊かに入れる革袋となれますように。新しくされる過程も喜んで恵みとして受け取れますように。